伝わる指示には「なぜならば」があります!
伝え手は、「なぜならば」がわかっています。
でも聞き手には「結果」だけです。
だからこそ「なぜならば」のないマニュアルが徹底しないのです。
ただマニュアル通りにやって、マイナスになることもあります。
「こういうことをしてはいけません。なぜならば、今日こういうことががあったから…」
といえば、すんなり入ってきやすいのです。
「なぜならば」が欠落して結論だけが残っているマニュアルは、意味のないものになります。
「マニュアルでこうなっているから」と言う説明では、なかなか入ってこないのです。
ただ自分の希望を言うだけでは、希望が伝わらないとすぐに諦めてしまいます。
「どうせ伝わらない」と投げてしまいます。
もうちょっとで運が開くところなのに、その手前でしくじっているのです。
「なぜならば」は、伝えるための「開けごま」のマジックワードです!
運を開いていく呪文にもなります!
仮に部下に指示を与えるときに「なぜならば」を言うことで、
部下は腑に落ちて納得しやすくなります。
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ところが「オレも若いころからこうやってきたんだよ…」と言われると、
部下は「それはみんなに当てはまらいやり方だよ」と反発を起こされる可能性が高いです!
人を説得するのは結論ではありません。
「なぜならば」という根拠を持って、初めて人は納得し、説得され、感動し、楽しみも与えます!
ただ結論だけを与えられてら、抵抗感があり入ってこない可能性が高いです。
「なぜならば」は面白い言葉です。
医者に一番聞きたい事も「なぜならば」です。
歯を抜くかどうかという時に「なぜならば」の説明がある人とない人で、いい医者かどうかがわかります。
またTVとかの購入する際に「なぜならば」の説明があると購入の決め手につながりやすいですよね。
単に「安い」と言われても、「不安」も残るのも事実です…
画面の大きいほうが安かったら、買う時に必ず不安が生まれます!
ところが「それは一つ前の機種で、新機種が出ている分下がっていますが、性能的には全く同じです」と言われると、お客様は安心しやすいですよね。
ここはセールスの大切な事です。
お客様はそれを一番聞きたいのです。
高いか安いかという議論ではないのです。
仮に「高く」ても「高いなりの理由」を言ってくれたら、
高さに代償を払えるのです!!
すべての基本は人に元気を与えるのです
お客様に「いい買い物をしたなぁ」と楽しく買ってほしいものです!