よくタクシーの運転手さんは、道を説明した時に「ハイ」と言いますよね。
伝えるのが上手な人は、「今、相手に伝わっていない事」がわかっています。
「相手は伝わっていない事を黙っている」
「こんなわかりやすい道とかで普通はカーナビを触らないよな~」
「近くに行ってからなんとかしようとしているのかな…」
と言った事を感じ取れるかどうかなんです。
運転手はよく道に迷うと、頭に手を持っていく仕草をする人が多いそうです。
さらに運転手に限らず、聞き手がどこか体にさわるのは「伝わっていない」可能性が多いようです。
日本人は伝わっていなくても「伝わっていない」とは言いづらいかもしれません。
ただ欧米や中国の人は、
「君の説明が下手でわからない」「今のをもう1回別の言い方で言ってくれ」
と言う人が多いかもしれません。
日本人は、そんな言い方だと相手への心象を悪くしてしまうと、黙っている事も多いような気もします。
また仮に英語で分からない事があっても、
「あとで誰かに聞こう!」
「最後まで聞いたら、全体の意味から類推できるだろう!」
とわからないまま最後まで聞く人が多いかと思います。
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私自身も時にはそうかもしれません…
「Any questions ?」と聞かれても、「大丈夫」と言ってしまうと、
外国人では「わかっていないのにわかっているふりをして、失礼だ」と怒られるかもしれません。
みんな聞いている時に途中で「すみません、今のところがわからないので、わかるように説明して下さい!」と言うと、
失礼だという感覚があります。
マナーとして伝わっていないのに伝わっているフリをしているのでしょうかね。
コミュニケーションとして話し手が伝わっていない事に気づくのが、
伝える事の第一歩なのかもしれません!