東京五輪期待の一色選手があの企業に内定!
箱根駅伝で青学大の2連覇に貢献した一色恭志(4年)選手が、2017年4月からGMOアスリーツに所属が内定したとインターネット関連企業GMOインターネットの公式サイトで発表しています。
一色選手は昨年、今年の箱根駅伝の2区でいずれも区間3位と好走して、さらには2月の東京マラソンを2時間11分45秒で走って11位、日本人では3位に入っています!
20年東京五輪で活躍が期待され、GMOアスリーツでは花田勝彦監督の指導を受ける予定で、一色選手は「東京オリンピック、マラソンのメダル獲得という目標をこのチームで目指していきます」と意気込みも語っています。
内定したGMOアスリーツとは?
GMOインターネットグループは、世界に通用するNo.1を目指すスポーツ選手の育成を目的として「GMO ATHLETES」を2016年4月1日に創設しています。当初、男子陸上長距離のスタッフ・選手で構成予定。
◆花田勝彦監督の経歴
1996年:アトランタ五輪10000m日本代表2000年:シドニー五輪5000m・10000m日記録:10000m予選では自己新記録(27分45秒13)達成し決勝進出を果たす。(総合15位)
2004年:現役引退後、上武大学駅伝部監督に就任。
2009年:箱根駅伝初出場を達成し、以降8年連続で出場し、箱根常連校へ導いています。
2016年:3月に上武大学駅伝部監督を退任。同年4月に創部予定の実業団チーム『GMO ATHLETES』の監督に就任。
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評論家も注目の一色選手の動画はこちら!
引用元:https://youtu.be/18TSrkHkM6s
また同チームのアドバイザーとして、現青山学院大学 陸上部監督の原晋(はらすすむ)さんが就任しています。
強いアスリート集団を作るには…
原晋監督と言えば、2011年に監督就任以降弱小だったチームを生まれ変えて、伝統の箱根駅伝で、青山学院大学を2015年正月に総合初優勝に導いた名監督です。
そんなここ数年優勝本命とも言われる強いチームを作り上げていますが、原晋監督は強いチームにさせるコツを聞かれると「リーダーが「信念」と「目標」をはっきり伝えることです。わがままだと思われてもいい。突拍子もないことを言って唖然とされても構わない。大事なことは、“一度発信したらブレないこと”です。強い信念があれば、賛同してくれる人は必ず現れます。」と信念を語っています。
もちろん最初からうまくいくわけではないようで、原晋監督が就任する前の青山学院大の陸上部は、専用のグラウンドはおろか、宿舎もなかったそうです。普通のアパートを借りて、宿舎代わりに選手を住まわせており、寮母も管理人もおらず、選手の食事はほとんど外食だったそうです。さらには門限もなくみんな好き勝手に暮らしていたそうです。
◇原晋監督の意識改革!
そこに元陸上部出身で中国電力の営業マンとして働いていた原晋監督が一から改革をするわけです。
練習は毎朝6時から、門限は夜10時、夜更かし、パチンコ禁止、規則正しい生活をしろと新たなルールを設けて、選手も当初はずいぶん戸惑っていたと聞きます。さらには青学OBの中には原晋監督の悪口を選手に吹き込む人もいたそうで、ずいぶん困ったそうです。
ただ原晋監督は前職を退職し、退路を断ち、追い込まれた状況で「箱根駅伝に出場することしかない。」と言う目標しかなかったそうです。その後新設してもらった合宿所に妻と2人で住み込み、選手たちと1年間生活をともにしながら、原晋監督の覚悟と信念を選手たちにどのように伝えたらいいのか、ずいぶん考えたそうです。その上で出した結論は、「われわれの目標をはっきり示すこと」です。青学陸上部は何を目指しているのか。そして、その目標を果たすためには何が必要なのか。寮でどんな生活を送らなくてはならないのか。目標をはっきり示すために必要なことを明文化し、合宿所の壁に張り出して、一人一人の選手と面談し、個別の目標を一緒に考えたそうです。さらには「目標達成シート」を作成したそうです。
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◇管理者として重要な事とは…
目標を決めてはっきり示したら、後はそこにたどり着く方法を考えて、一つひとつ実践していけばいいそうで、目標は一つでも、方法は百万通りあるそうです。どの方法を取ってもよく、ただ大事なのは「自分に合った方法」を「自分で選択させる」ことであるのです。
例えば山に登るとた際、険しい道でも最短コースを選ぶ人もいれば、距離は長くても傾斜の緩い回り道を好む人もいる事は予想されます。さらにはヘリコプターで一気に頂上まで行こうとする人もいるかもしれません。どの道で行くかはその人の好みだから、本人に選ばせたらよく、自分で決めさせることが大事であるそうです。それが「本人のやる気につながっていく」と原晋監督は語ってます。
さらに原晋監督は
「管理者がすることは、管理することではない。選手が発した言葉、思い、考えを大切にして守ってやることです。いつも現場にいて、選手に寄り添ってやればいい。数字だけ見ていても選手のことはわかりません。いつも現場にいて、選手に寄り添うことでわかることが多いんです。例えば朝食の時間。私はいつも入り口に立って選手を見守っています。「調子がいいか」「何かに悩んでいないか」「やる気は落ちてないか」。何を思っているのかは、そばにいると伝わってきます。」と語っており、
指導者は観察でも監視でもなく、“感じる”ことが重要であると言います!
◇青山学院大学陸上部の原晋監督の関連
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