東京五輪候補でもある新星とは…
女子バタフライ日本代表の池江璃花子選手は昨年初めから頭角を現し、新記録を連発をしていた新星は20年東京五輪金メダルを目標にする高校生であり、勢いを加速させ五輪を懸けた舞台でも実力を証明して見せました。
頭角を現したのは中学入学の直前に出場したジュニアオリンピック春季大会(11ー12歳区分)で50m自由形で20日優勝を成し遂げています。その後も各種の短水路や長水路の大会で中学記録を次々と更新していき、2015年1月に開催された東京都選手権の100mバタフライでは、世界選手権の派遣標準記録に0秒23と迫る58秒27で優勝して、ロンドンオリンピック200mバタフライ銅メダリストの星奈津美にも勝利することになった快挙を成し遂げています。大観衆もお茶の間も注目の優勝インタビューで、池江選手は「もうとにかく」と口にした瞬間、子供に返ったように「え~ん」と泣きだしていました。両手で顔をふさいで、おえつを漏らし、15秒かかって「派遣標準を切ることだけをずっと目標にしてきたので」と話し、10代の女子に戻っていました。
五輪選考会の重圧は計り知れないモノがあり、多くの実力者がのみ込まれてきた雰囲気を池江選手は乗り越えたのです。コーチから「7割のペースで」と指示が出た200メートル自由形準決勝で全体4位に入り、決勝に進むと「優勝インタビューする自分をイメージ」したと冷静に競技に取り組んでました。そして50分後に勝負の時が来ると、前半を自己ベストより0秒17ほど速くターンして、残り10メートルで動きは鈍り「バテた」と振り返ったが、リオ五輪切符はキッチリとつかんでいました。
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◇初めてのリオ五輪で戦った想いは…
競泳日本代表で最多となる7種目にも出場した池江璃花子(りかこ)選手は各種目で奮闘したもののメダルには届きませんでした。この悔しい想いを次回の東京五輪の女子バタフライでぶつけてもらい、悲願のメダル獲得に繋げてほしいところです。さらに本人は 「まだまだだと思った」と反省を口にしており、悔しさを糧に今後の成長が多いに期待出来そうです。
また最初の種目だった100メートルバタフライでは、予選、準決勝、決勝と3回続けて自身の日本記録を更新し6位に入賞しています。「決勝のときに学校でわざわざ応援してくれたという話を聞いた。決勝に残るという明確な目標もあった」
それだけにレース後は「ホッとしすぎて気持ちが緩んでしまった」と本人も語っており、50、100、200メートル自由形はいずれも決勝に進めませんでした。さらには400、800メートルリレーでは決勝まで進んだが、表彰台は遠いようでした。
◇同年代の活躍を尻目に…
リオ五輪では池江選手と同い年のオレクシアク(カナダ)選手が、100メートルの自由形で金メダル、バタフライで銀メダルを獲得しました。「本当に『すごい』しか言葉が出てこない。東京五輪ではライバルになると思う」と語りつつもすぐに「同じ人間として、努力をすれば自分も世界のトップ選手になれないことはない」とライバル心を燃やしています。世界には上には上がいると敬意を評しつつ、アスリートとしての闘争心を内に秘めて熱い想いをみなぎらせていますので、次回大会に期待です。
◇初オリンピック出場もマイペースに…
これから遠足にでも出かけるかのような、はじける笑顔で、高校生になったばかりの親友2人を見ていると、初めての五輪が近づいているとは思えなくリラックスしていました。
5月31日夜、競泳女子の池江選手と今井月(るな)選手は、旅行客でにぎわう羽田空港の国際線ターミナルにいました。向かう先は欧州で日本代表として、フランスやスペインなどで開かれる国際大会に出場するためであり、リオデジャネイロ五輪前の貴重な実戦となります。
ただスーツケースに20枚以上のDVDを詰め込んだのは、今井月(ルナ)選手で、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」や「アメトーーク!」など、中身はすべてバラエティー番組を持参してます。本人は「とにかく笑えるのを見て、リフレッシュしたいので」と語り、それを聞いた池江選手は「お互いの部屋を行き来して、見たい」と声を弾ませていました。
友達でありライバルである2人
先に注目を浴びたのは今井月(るな)選手だ。中学1年になったばかりで出場した2013年4月の日本選手権の時で、200メートル平泳ぎで並み居る高校生や大学生を押しのけ、3位に入っています。当時はまだ12歳で水をとらえる感覚に優れ、水から受ける抵抗を最小限に抑えながら前へと進む泳ぎが持ち味です。
その2年後の日本選手権で輝いたのが池江選手であり、長い手足で水を無駄なくつかまえ、最大限の推進力を得られる理想的なフォームの持ち主は、非五輪種目の50メートルバタフライで優勝しています。
◇池江璃花子選手の特徴は…!
武器は両手を広げた状態で1メートル84に達する長いリーチであり、中学で身長は15センチ伸びて1メートル70センチ有ります。日本人なら身長とリーチは同じ程度だが、池江選手は14センチも長い長所を生かし、水をかく回数は成長とともに減少した模様です。15年1月に45回だった100メートルバタフライのストロークは、1年後の今年は40回。コーチは「水をかく距離が長くなればストロークが少なくなり前へ進む」と説明し「水の捉え方が上手。幼児期に雲梯(うんてい)をしたことで、つかむ感覚が備わったのでは」と特長を挙げていました。
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◇小さい頃から慣れ親しんだたものとは…
また幼児教室を経営する母・美由紀さんの指導で幼少期から自宅の雲梯に親しみ、常に「できる」と前向きな言葉を掛けられた。ポジティブ思考で育てられ、コーチも「記録に貪欲。負けたくない気持ちが人一倍強い」と納得した様子です。さらなる高みを目指して昨秋から筋力トレも解禁。25キロのベンチプレスにも挑戦し、隣で寝ていた娘の腕を触った母が「これ足でしょ!?」と思うほど成長していたエピソードがあるそうです。
幼児教室の講師を務める母親によると、脳の発達を促進させるには雲梯がよいと本で知ったことから、自宅に雲梯を設置して、生まれてすぐの娘にさっそく取り組ませてみたというそうです。すると生後6か月の時点で母親の両手の親指を自力で握りしめてぶら下がると、1歳6か月の時には鉄棒の逆上がりもこなすようになったそうです。
「握る力から運動能力が育つと実感しました。0歳からうんていにどんどんぶら下がらせていたことで、抜群の運動感覚をつかんだと思います」「才能は幼い頃にできるんです。遺伝子より環境が大事」とオリンピック選手を生み出した教育方針を語っています。
◇親友今井月(ルナ)選手との関係は…
2人の距離が一気に縮まったのは中学2年のときで、優秀な選手を集めての合宿で同部屋になったのがきっかけだそうです。たわいもない会話に花を咲かせ、そろって寝坊したこともあり、2人の距離が一気に縮まったそうです。
服の趣味や、かっこいいと思う芸能人のタイプなどは、面白いくらいにかみ合わないそうで、今井月(ルナ)選手が気に入って買った靴を池江選手に見せると、「何これ? 全然かわいくない」。そんなやりとりを「何でも言い合えて、気を使わなくていい」と今井月(ルナ)選手は語っています。また池江選手も「一緒にいて楽しい」と語り、普段は東京と岐阜に別れて練習している2人ですが、大会や合宿などで今井月(るな)選手が東京へ来ると、オフの日には原宿へ出かけ、買い物をしたり、パンケーキを食べたりして満喫しているそうです。
こちらから池江璃花子選手の活躍動画も確認できます!
引用元: https://youtu.be/tx6Md8w2elI
こちらから今井月選手の活躍動画も確認できます!
引用元:https://youtu.be/l2Rl32ahLZI